発熱|宇都宮市の小児科

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ちょっと得する豆知識

発熱

ちょっと得する豆知識 2015年12月04日

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毎日、多くのお子さんが熱のために小児科を受診します。『熱により脳が侵される』と心配になるお母さんがいます。『“熱さまし”を使ったが効かない』と訴えるお母さんもいます。しかし、熱が上がったからといって、すぐに驚くことはありません。熱で頭が悪くなることも、病気が悪化することもありません。また、逆に“熱さまし”で病気がよくなることもありません。熱は生体の異常な警告であり、病気の原因にはならないのです。熱をだすことにより、人間は病原菌に対する抵抗力を強めます。つまり熱は病気を治そうとする生体の防御反応のひとつなのです。発熱の原因の多くはかぜによるものです。かぜは種々のウイルスによる感染症ですが、残念なことに、ウイルスに効くクスリはありません。かぜは人間の体に備わっている病気を治す免疫力により、自然によくなっているのです。かぜをひいたらクスリよりも看病が大切です。

※ポイント:熱の経過を折れ線グラフ(PDFファイル)にしてみましょう。

 

医師や看護師は、グラフを見ながら患者さんの病状を確認するトレーニングを受けてきました。グラフをつけていただくことで、お子さんの病状をより確かに把握でき、熱の原因をみつけるのにとても役立ちます。朝起きたとき、午後1~3時頃、夜寝る前、1日3回きちんと熱を計りましょう。

 

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