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ちょっと得する豆知識
子どもの便秘:すっきりウンチが出ていますか?
「毎日出ているから大丈夫」と思っていても、実は隠れ便秘だったというお子さんは少なくありません 。子どもの5〜6人に1人は便秘があると言われています 。
こんな症状、ありませんか?(便秘のサイン)
以下のような様子があれば、便秘の可能性があります 。
- 排便が週2回くらいしか出ない
- 毎日出ているが、出すときにお尻を痛がる
- 普段は少しずつしか出ず、たまに大量の硬い便が出る
- ウンチをすることを嫌がる
排便時の「痛み」や「つらさ」を放置すると、子どもはウンチを我慢するようになり、さらに便秘が悪化する、という悪循環に陥ってしまいます。悪いサイクルに入らないうちに、早めに治療をして、気持ちよく出す習慣を身につけていきましょう 。
いつ頃便秘になりやすい!?
生活リズムや食事の変化がきっかけで、便秘になりやすい時期があります 。
- 乳児期(離乳食の開始)
離乳食が始まり、便に形がついてきます。まだウンチを出す機能が未熟なため、便秘になりやすい時期です 。 - 幼児期(トイレトレーニング)
「おなかが痛い」、「トイレが怖い」といった理由で、排便を我慢してしまうことがあります 。早めにウンチの時のつらさをなくしてあげましょう。また、トイレでうまくウンチやおしっこがうまくできなくても怒らず、見守ってあげましょう 。 - 学童期(学校生活の始まり)
朝の忙しさや、学校でトイレに行く「恥ずかしさ」から我慢してしまう年代です 。親が排便状況を確認する機会も減るため、気づかぬうちに悪化していることがあります 。
どうしたら便秘はよくなるの?
1. 生活習慣・食事の改善
まずは溜まっている便を出し、痛みなく気持ちよく排便できる習慣を身につけることが第一です。
- トイレ習慣: ウンチが出そうになくても、朝など決まった時間にトイレに座る習慣から始めましょう 。
- 食事: こまめな水分補給と、食物繊維を意識して摂ることが大切です 。
2. お薬による治療
「薬が癖になるのでは?」と心配される方もいますが、便秘そのものがすでに「悪い癖」になっています 。適切に薬を使って悪循環を断ち切り、最終的には薬に頼らず排便できる状態(卒業)を目指します 。
- グリセリン浣腸
出口に硬い便が詰まっている時に使用し、まずは溜まった便を取り除きます 。 - 整腸剤
乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を補い、腸内環境(腸内細菌叢)のバランスを整えます 。 - 便を柔らかくする薬(基本の治療薬)
酸化マグネシウム(マグミット®など):
便に水分を集めて柔らかくします 。
ポリエチレングリコール(モビコール®):
飲み物に溶かして服用します。水分を吸収させずに、ウンチを柔らかくします。少し“しょっぱい”ため、リンゴジュースやスポーツドリンク、味噌汁などに混ぜると飲みやすくなります 。 - 腸を動かす薬
ピコスルファートナトリウム(ラキソベロン®など):
腸の動きを促します。お腹が痛くなることがあるため、基本的には硬い便を浣腸で出した後に使用します。長期間は使用せずに、どうしてもウンチがでない時に使いましょう。
最後に
便秘の治療は一朝一夕にはいきません 。数ヶ月から数年単位で、じっくりと良い排便習慣を作っていくことが大切です 。 早めに治療を始めることで、お子さんはより元気に、快適に過ごせるようになります 。気になることがあれば、いつでもご相談ください 。
