

先生からのお便り 2016年04月15日
『ママトコドモト Vol.12』 に掲載された原稿をHPでも紹介したいと思います。
予防接種が終わって泣いている男の子に、お母さんが「痛くない、痛くない」と
励ましている光景をよく見かけます。たくましい男の子に成長してほしいという
お母さんの気持ちがよくわかります。しかし、できれば「痛かったね。でも痛い
のによく頑張ったよ」と声をかけてあげてほしいのです。
子どもたちは子どもたちなりに、日々精一杯生きています。お友だちとけんかを
して、つらいこともあります。「何でそんなことをしたの!」と叱る前に、気持
ちを察することができたときには「・・・したかったんだね。そんなときは・・・
したほうがよかったかな」と諭してあげてほしい。
お子さまの気持ちを声に出して代弁してあげることが、お子さまの気持ちを支えることになります。
いつも自分の想いに共感し、守ってくれる人が傍らにいてくれることが、子どもの成長にとって何よりも大切です。