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学校検診・3歳児健診で「尿検査の異常」を指摘されたら

こんにちは。この時期は学校や園、3歳児健診などで尿検査を受けられたお子様が多いのではないでしょうか。 「再検査」の通知が届くと、ご家族はとても心配されることと思います。しかし、腎臓の病気は自覚症状が出にくく、気づいたときには進行していることも少なくありません。だからこそ、元気なうちに異常を見つけられる尿検査は、お子様の将来を守る大切なチャンスでもあります。

当院では、数少ない小児腎臓専門医である院長が、専門的な視点から丁寧に診療させていただきます。

なお、初回の受診については、事前に尿の採取容器や問診表などをお渡ししますので、受付までご相談ください。

~学校腎臓病検診とは~

世界に先駆けて、慢性腎炎(最も多いものはIgA腎症)などの、慢性腎不全に進行する恐れのある疾患の早期発見・早期治療を目的として1974年から実施されています。

小児の慢性糸球体腎炎で最も多いとされているIgA腎症は、児童・生徒1万人に2~3人程度であり、約70%が学校腎臓病検診で発見されています。実際に、日本では、学校腎臓病検診の導入後、慢性糸球体腎炎による透析導入者は激減しました。

~3歳児検尿~

学校腎臓病検診と比べて、生まれつきの腎臓の形や大きさの異常(低形成腎など)などにより腎機能障害をきたす恐れがある子どもたちの早期発見を目的としています。もちろん、学校腎臓病検診と同様に、慢性腎炎などの発見も行っています。

~尿検査異常を指摘されたらどうするの???~

「再検査=すぐに大きな病気」というわけではありません。まずは詳しくお話を伺い、必要な検査を行います。

  • 問診: 目で見てわかる血尿(赤・茶・黒っぽい尿)があったか、むくみの有無、これまでの病歴、ご家族に腎臓の病気の方がいないかなどを確認します。
  • 精密検査: 当院で改めて尿検査や採血を行い、蛋白や血尿の程度を正確に評価します。

検診はあくまで「網羅的なふるい分け」ですので、再検査の結果、問題がない(治療の必要がない)ケースも多くあります。 過度に心配しすぎず、まずは確認のために受診してください。より高度な検査が必要な場合は、連携する総合病院をご紹介することも可能です。

~お願い~

正確な検査結果を得るために、以下の点に気をつけて尿を採るようにお願いしています。

➀ 正しい早朝第一尿をとる

寝る直前に必ずトイレに行き、完全に排尿してから寝てください。朝起きてすぐ、一番はじめに出る尿(早朝第一尿)を採ってください。

➁ 前日・当日の過ごし方

検査の前日(特に就寝前の1~2時間)は激しい運動を避けてください。また、ビタミンCの摂取を控えてください。

➂ 前日の入浴時に体をきれいに洗い、清潔な状態で採尿してください。

④ 月経(生理)期間中は、潜血反応が正しく出ないため、時期をずらして検査を行ってください。

院長からメッセージ

お子様の尿の異常は、お父様・お母様にとって不安なものですが、早期に対応すれば適切にコントロールできる疾患がほとんどです。 「再検査と言われたけれど、どこに行けばいいかわからない」という方も、まずは小児腎臓専門医のいるクリニックである当院へお気軽にご相談ください。

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