感染症情報|宇都宮市の小児科

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お知らせ

感染症情報

お知らせ 2018年02月17日

宇都宮市駒生・宝木地区、鶴田近隣の2月17日現在の感染症の情報をお伝えします。

 

B型インフルエンザ流行しています。

現在小中学校、幼稚園、保育園においてB型インフルエンザが流行しています。昨年12月中旬より小学生を中心にA型インフルエンザが流行していましたが、1月中旬より徐々にB型インフルエンザが増加、現在約8割がB型インフルエンザです。B型インフルエンザはA型と比較して一般的に症状は軽く、自然経過においても39~40℃の高熱は1~2日程度のことが多いものです。ワクチンを接種している場合には、微熱のみで回復してしまうことも多いものです。また、インフルエンザ治療薬の効果は限定的で、治療開始後も37~38℃台の発熱が数日続くことがあります。A型においての治療効果は大きく治療しない場合にはつらい経過をたどりますが、B型においては治療薬を使った場合と自然経過との差が少なく、ゆっくり休養することが大切です。また、インフルエンザ迅速検査も明らかな発熱から12~24時間経過しないと反応しない場合も多く、慌てずに対応することが正しい診断にもつながります。現在、再びA型インフルエンザがやや増加傾向にはありますが、今後さらに流行するかは予想が難しく、2月いっぱいは予断を許しません。外出から帰った後の手洗い、アルコール消毒など感染予防に努めていきましょう。

 

乳児を中心に重い気管支炎をおこすRSウイルス感染症が流行していましたが、減少傾向にあります。変わって、RSウイルス同様に気管支炎をおこすヒトメタニューモウイルス感染が増加しています。RSウイルスとの違いは3~5歳の園児においても肺炎を併発し、入院を要する場合があります。いずれのウイルスも治療薬はありません。7歳以上の子どもたちにとってもただの風邪、したがって罹患していても普通に生活しています。赤ちゃんのいるご家庭では、家族の方が風邪をひかないように体調を整え、ショッピングセンターなど人込みへの外出については配慮が必要です。

 

つらい嘔吐を認めるノロウイルス感染と思われる胃腸炎が流行しています。本日、さらにつらい下痢・嘔吐症状を繰り返すロタウイルス感染胃腸炎に罹患した小学生が数人受診しました。今後、流行の拡大がないことを祈るばかりです。

急に吐き出したときには、あわてずにおなかを休めましょう。脱水を心配してすぐにたくさんの水分を飲ませても胃は受け付けてくれません。吐けば吐くほどに体調は悪化します。1~2時間は口を潤す程度の水分で十分、少し吐き気が落ち着いたなと感じたら20~30分間隔で少量(20~30ml)水分を飲ませてあげましょう。もしまた吐いてしまったら、もう1時間待ちましょう。ノロウイルスの吐き気は半日で軽快します。半日後吐き気がほぼなくなってきたら、お粥、おじや、煮込んだおうどんなど、炭水化物中心のお食事を始めましょう。空腹が長時間続くことはいいことではありません。一方、ロタウイルスは半日で状態が回復することはなく、多くの子どもたちが点滴を要します。1日経過しても元気なくぐったりしているときには、かならず病院を受診しましょう。風邪の予防もかねて石鹸での手洗いをこまめに行っていきましょう。ノロウイルスもロタウイルスも感染力はとても強く、アルコール消毒は効果がありません。

 

水ぼうそう、昨年秋より小学生を中心に宇都宮市全地域で流行が拡大していましたが、年が明けて減少しました。

2回の定期予防接種が功を奏していると思われ、全国的な流行はほとんどなくなりました。しかし、ワクチン未接種、数年前にワクチンを1回接種したお子さまが罹患し、その感染を契機に一部の集団での流行に波及しています。水ぼうそうの感染力は非常に強く、短時間の接触でも感染します。2回目の接種を忘れているお子さんが多数見受けられます。接種対象者のお子さまはできるだけ早く、2回の接種を終了しましょう。

 

おたふくかぜ、流行途絶えています。 
新聞などでも報道されましたが、耳鼻科学会がおたふくかぜによる聴力障害に対する警告を出しました。おたふくかぜは決して軽い疾患ではありません。流行した年には、合併症で数百人が聴力障害を併発します。一般的には片側のみの聴力障害ですが、予想以上に両側の耳が聞こえなくなってしまったお子さまが多いことが報告されました。残念ですが、現代の医学では聴力をもどすことはできません。おたふくかぜを防ぐには、予防接種しかありません。流行が途絶えているこの時期に、まだ接種なされていないお子さまは是非ワクチンを!なお、今回の流行では、小さい頃に接種を受けていても、典型的なつらい症状を呈している方が多数みられます。1回の接種では、2~3割のお子さまは免疫が低下し、罹患してしまいます。麻疹や水ぼうそう同様に、2回の接種を是非ご検討ください。

 

・海外から麻疹ウイルスがたびたび持ち込まれ、日本の一部の地域で流行が繰り返されています。麻疹風疹混合(MR)ワクチン対象年齢(1歳児、年長児)の皆さん、早い時期に免疫をきちんとつけていきましょう。
なお、23歳以上の皆さまは、麻疹・風疹の十分な免疫がない可能性があります。これから生まれる新しい命を守るために、できるだけ麻疹風疹ワクチンの追加接種をお勧めします。なお、宇都宮市においての補助は昨年3月末で終了となりました。

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