夏のスキンケア|宇都宮市の小児科

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先生からのお便り

夏のスキンケア

先生からのお便り 2010年08月13日

高温多湿の日本では、紫外線、クーラーによる室内の乾燥の影響も加わり、冬以上に夏は皮膚にダメージを与える要因が急増する季節です。皮膚を常に清潔に保つとともに、うるおいのを補うスキンケアで汗や汚れのダメージから皮膚を守ってあげましょう。

 

[ 汗は皮膚の大敵 ]

汗は体温を調節する働きをもっており、からだにとって必要なものですが、汗に含まれているのは水分だけではありません。皮膚の炎症をおこしやすくする成分 も含まれます。健康な肌のお子さんでも汗をそのままにしておくと皮膚が痒くなったりしますから、敏感肌のお子さんはなおさら注意が必要です。“あせも”や “とびひ”の原因でもあり、アトピー性皮膚炎の40~60%の人が汗をかくことによって症状が悪化するといわれています。汗をかいたらなるべく早く、洗い 流すようにしましょう。

 

[高温多湿で細菌も繁殖]

細菌やカビは高温多湿が大好きです。汗をかいて皮膚が湿っていると細菌がつきやすく、繁殖しやすいため、皮膚炎が起こりやすくなります。汗はそのままにせず、常に皮膚の清潔さを保ちましょう。

 

[汗はなるべく早く取り除く]

汗をかいたらそのままにせず、なるべく早く取り除くことが大切。シャワーや入浴できちんと洗い流すことが一番ですが、外出先ですぐシャワーというわけには いきません。そのようなときには汗を拭きとるだけでもよいのです。ただし、強くこすらずにそっと。汗や汚れの付着したハンカチなどは雑菌が繁殖しやすく、 かえって逆効果のこともありますから注意しましょう。手軽に使える肌にやさしい汗取り専用シートなどを上手に利用してもよいかも。

 

[洗った後はきちんとケアを]

汗をかきやすい夏はシャワーや入浴の回数も増えます。汗や汚れをすぐ流すことはよいのですが、きちんとケアしてあげないと皮膚が乾燥してうるおいがなく なってしまいます。ぬるめのお湯で、よく泡立てて、強くこすらず泡で包み込むように洗います。敏感肌のお子さんは汗の刺激に弱いのとともに、うるおいを保 つ力も弱いので、夏でも入浴やシャワーの後のスキンケアは欠かせません。

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